アメリカに住む場合に、多くの人がまずはアパートメントなどの賃貸を検討することでしょう。
ただし、どういう風に探せば良いのか、その際に抑えるべきポイントは何か?が日本とは違ってきます。何度も引っ越しをするというのも大変なので、できるだけ失敗のない部屋探しをしたいですよね。
今回の記事では、アメリカのアパートメントの探し方、チェックポイント、契約の注意点について紹介したいと思います。
- オススメのアパートの探し方は、現地の日本人に聞くこと
- 検索サイトで自分で探す
- 部屋選びで注意するポイントとは?
- 現地で探す場合は内見(Tour)を申し込み
- 契約の際の注意点
- 現地のコミュニティサイトもチェック
- 今回の記事のまとめ
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オススメのアパートの探し方は、現地の日本人に聞くこと
やはり、現地の情報を知っていて、感覚も似ているであろう現地の日本人に聞くのが一番オススメの方法です。
知り合いがいれば是非とも協力を仰ぎたいところです。もし直接の知り合いがいなければ、知り合いの知り合いでもいいので探してみて、協力してもらえないか伺って見ましょう。
簡単な相談くらいは乗ってくれるかもしれません。
日本人エージェントに頼む場合は、評判と手数料をチェック
大都市であれば、大抵日本人のエージェントがいます。
物件情報も多く知っており、手続きのサポートなどもしてくれると思うので頼めば安心ですね。
ただし、手数料が高い場合も多いので、かかる手数料と評判をチェックしてください。当ブログではエージェントの利用はオススメしていませんが、英語や手続きがどうしても不安な場合は、検討してみるといいでしょう。
検索サイトで自分で探す
アメリカにも、アパートメントを探すための検索サイトがあります。直感的でわかりやすくてオススメなのが、Apartments.comです。
現地の知り合いに聞く場合も、エージェントに頼む場合もこちらのサイトで、家賃の相場や周囲の環境を確かめておくことをオススメします。
Apartments.comの使い方
まずはトップページに行って、都市名あるいはZipコード(郵便番号)を入力して、Search。
そうすると、登録されているアパートメントが表示されます。自分の条件に合うように、物件を絞ることができます。
Price
家賃の下限、上限を設定できます。
Beds
部屋数を指定できます。Studioは寝室なしの1ルーム(キッチン、バスルームはあります)。1 Bedはリビングと寝室の2部屋。2 Bedはリンビングと2つの寝室、という風に増えていきます(決して、ベッドがすでに備え付けられているわけではありません)。
住む人数(Occupancy)によって部屋数の下限が決まっている場合があるので、契約前に必ず確認してください。例えば、夫婦2人と子供1人の場合は1 Bed以上、夫婦2人と子供2人の場合は2 Bed以上、などとなっています。
Type
Apartment、House、Condos(分譲マンション)、Townhomes(2世帯が住む一軒家)から選択できます。
More
他の条件(エアコン、洗濯機・乾燥機付き、プール付きなど)を設定できます。
部屋選びで注意するポイントとは?
家賃、部屋数、間取り、広さ、築年数などは日本と同様に要チェックですね。広さの単位はsq ft(スクエアフィート)です。
1 sq ft = 0.0929 平方メートル
1 sq ft = 0.0281 坪
となっています。700 sq ftだと大体65平方メートルですね。
家具は備え付けか?
アメリカのアパートの多くは、エアコン(Air Conditioner)、冷蔵庫(Refrigerator)、オーブン付きレンジ(Range)、電子レンジ(Microwave)、食洗機(Dishwasher)、洗濯機(Washer)、乾燥機(Dryer)が備え付けられています。
ただし、洗濯機と乾燥機は共同利用の場合もあるので注意。In Unitという表記があれば、部屋に付いてあります。
管理会社の評判は良いか?
大きいアパートメントだと、建物内か近くの建物に管理会社のオフィス(Leasing Office)があります。
配送荷物を預かってくれたり、部屋のメンテナンスを頼んだり、節目節目でパーティーがあったりと結構な頻度で関わり合います。オフィスの評判も是非チェックしてください。
周囲の環境は良さそうか?
アメリカは車社会ですが、徒歩圏内にスーパー(grocery store)、駅(地下鉄)や公園があると便利でいいですね。お子さんがいる場合は、小児科(Pediatrics)や学校の評判も確認しておくといいでしょう。
学校は住む場所によって学区が決まっているので注意。Apartments.comで各アパートメントのページの下の方に、"Schools"という項目があり、そこでどの学校かが調べられます。もし日本語学校に通わせる予定なら、その場所も確認しておきたいですね。
治安は良さそうか?
アメリカだと、住む地域によって治安の良し悪しがかなり変わります。事前に確認しておきましょう。こちらのサイトで、Zipコード(郵便番号)かストリートアドレスを入力すると、治安がいいかどうかがわかります。
最終確認はアパートメント(または管理会社)のサイトで
Apartments.comの表示は、基本的にはアパートメントのオフィシャルサイトと同じだが、たまに間違いがあったり、空室状況のタイムラグがあったりもするので、最終的な確認はオフィシャルのサイトで確認することをオススメします。
Apartments.com経由で申し込みもできるが、オフィシャルサイトから問い合わせるのが確実でオススメ。
現地で探す場合は内見(Tour)を申し込み
現地で内見してから決めたい場合は、オフィシャルサイトからTourを申し込みましょう。Leasing Officeの人が案内してくれます。たまに、すごく態度が悪い人もいるので、そういうアパートは避けた方が良いでしょう。
木造アパートだと、歩いたときに床がペコペコしたりするので、チェックしてみてください。気にならない人なら大丈夫です。
お風呂に浸かりたい人は、バスタブの深さにも注目してください。基本的にアメリカのバスタブは浅いのが多いので注意。
あとは、アパート全体でメンテナンスが行き届いているかどうかも見ておきたいですね。それと、アパートの住人の雰囲気もできれば見ておきたいところです。
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契約の際の注意点
契約の前に、家賃以外でどれくらいの費用がかかるのかを確認しましょう。確認すべきポイントは、
- 申し込み料金(Application Fee)
- 敷金(Security Deposit)
- 駐車場代は別かどうか
- ユーティリティー(電気・ガス・水道)代は別かどうか
です。申し込み料金(Application Fee)は戻ってきません。敷金(Security Deposit)は退去時の修繕費に使われ、余れば戻ってきます。また、最初に家賃の何ヶ月分を支払うのかも確認したいですね。
そして、契約期間も大事です。長ければ長いほど家賃も安くなりますが、途中解約の場合には、残りの家賃を支払う可能性もあります。Early Move-Outの項目もチェックしましょう。私の場合は、途中解約したら次の借り手が見つかるまで支払う契約になっています。
現地のコミュニティサイトもチェック
日本人が多く住む場所なら、大抵コミュニティサイトがあると思います。"都市名+コミュニティサイト"、あるいは"都市名+掲示板"などで検索してみてください。
現地の雰囲気を知る手がかりになります。聞きたいことがあれば、掲示板で質問してもいいですね。
また、頻繁にムービングセールがあるので、交渉すれば家具などを安く譲ってもらえるかもしれません。節約したい方は要チェックです。
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今回の記事のまとめ
今回は、アメリカのアパートの探し方と、注意点を紹介しました。
日本の部屋探しとは異なる部分も多いので、戸惑う部分もあるかと思います。しかし、快適なアメリカ生活を送る上で、住まいは非常に重要な部分なので、できるだけ満足できる物件を見つけたいものです。
今回の記事が、アメリカでの快適な住まいを探す上で参考になれば幸いです。
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