現代社会では、物を購入したり、サービスを受けたりしないと生きてはいけないですよね。物のやり取りや、サービス内容、契約、そして料金の支払い。
何事もなく無事に済めば良いですが、無事に済まなかった場合どうしますか?
日本なら消費者センターに相談できますが、アメリカでは?
今回の記事では、アメリカ版消費者センター、BBBを紹介したいと思います。
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BBB (Better Business Bureau)とは?
アメリカにも私達一般消費者の味方になってくれる組織があります。
それが、 BBB (Better Business Bureau)です。
https://www.bbb.orgwww.bbb.org
BBBはアメリカとカナダに事務所を構える非営利団体で、設立は1912年と長い歴史があります。
そして、消費者と業者がお互いに信用できる市場、をヴィジョンに掲げています。
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BBBの活動内容
BBBの活動内容として私達に関係しそうなものは、
- 業者のレーティング
- クレームの報告
- 業者のレビュー
の3つです。
ホームページのトップサイトでも大きく取り扱っています。
1、業者のレーティング
上記の写真の①で囲った部分に、ビジネスカテゴリーとエリアに関する情報を入れてSearchを押します。そうすると、そのエリアにある知りたい業態の業者のレーティングリストが出てきます。
試しにAuto Repair、East Los Angelesと入力してみます。
このように業者がランク付けされて表示されます。
ランクはA+からFまであります。BBBマークが表示されているのは、BBBによるお墨付きの印です。
初めて利用する業者はここでチェックしてから利用すると安心ですね。
2、クレームの報告
もしも業者との間でトラブルが起きてしまった場合には、そのトラブル内容を報告することができます。
報告後(ビジネスデイ)2日以内に、BBBが業者に対して連絡してくれます。業者は14日以内に返答するよう求められますが、返答が無い場合には2度目の連絡が業者に行きます。
業者から返答があったら、BBBから連絡をもらえます。返答が無かったら、無かった旨を教えてくれます。
クレームは通常30日以内にクローズされます。
ネットで検索すると、このBBBのクレーム報告を利用したところ、返金対応してくなかった業者が返金に応じてくれた、という報告もありますね。
また、2日以内には連絡してくれる、というのはかなり迅速な対応と言えると思います。
実際にトラブルが起きてしまった場合には、かなり有用なのではないでしょうか?
3、業者のレビュー
利用した業者のレビューを書くことができます。
Amazonのレビューみたいなものでしょうか。
ただし、実際にレビューを書いている人は少なそうです。
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トラブルの未然防止にも利用できる
なぜ今回記事で取り上げたかと言うと、実際にクレームを報告したわけではないのですが、報告寸前の状態にまでなってしまったからです。
以前、日本のとあるサイトを利用したかったのですが、そのサイトは日本からのアクセスしか受け付けしていませんでした。そこで、VPN経由でアクセスしたらできるのでは、と考えVPNサービスを申し込んでみました。
選んだ業者は値段もお手頃で、30日以内であればキャンセル、返金対応する、というところでした。
申し込んでみて早速利用してみたところ、VPN接続自体はうまく繋がり、全く問題はありませんでした。
ただし、利用できるのでは、と期待していたサイトでは、うまくアクセスできず、期待外れに終わってしまいました。
利用したかったサイトを利用できなかったら意味がないので、サービスの解約、そして返金のリクエストをカスタマーサービス宛てにメールで送りました。
業者の対応
サービスの解約、返金のリクエストをしたところ、サポートするから、問題を解決してみよう!
というような返事でした。
どうもVPN接続自体に問題があると思われたようなので、VPN接続は問題無いけど、利用したかったサイトを利用できなかったから、解約したいんだ、というメールを送りました。
メールを送った翌日に返事があり、解決策を提示できると思うから、どのサイトか教えて欲しい、という内容でした。
全くこちらのリクエストに応じません。
接続できないことがわかれば、素直に返金に応じてもらえるかと思い、サイトはこれだけど、とにかく解約してくれ、返金してくれ、と返事しました。
メールを送った翌日に返事があり、どういうエラーが表示されるのか?
コンピューターの動作環境は?ブラウザを変えて試して欲しい、との内容。
全くリクエストに応じてくれません。
提示された解決策もすでに試したもので、何も解決されません。
ここまでくると、問題解決のためにサポートしてくれている、というよりかは、返金保障の30日が過ぎるのを待っているのでは?という不信感が拭えませんでした。
このままダラダラとやりとりを続けていたら、本当に30日が過ぎてしまうと思い、アメリカで消費者センターに当たる組織はないのか?と探して見つけたのがBBBでした。
ただ、すぐにBBBに報告する前に、業者宛てのメールで再度解約と返金を申し込みました。
もし応じないようなら、この件はBBBに報告する、と添えて。
そうしたところ、すぐに謝罪と解約、返金に応じる旨の連絡がきました(BBBの威力よ)。
ということで、今回はBBBに報告する前にトラブルは収束しました。は〜、疲れた。
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今回の記事のまとめ
今回の記事では、アメリカの消費者センター、BBBについて紹介しました。
皆様もトラブルに巻き込まれてしまった際、巻き込まれそうになった際には、BBBの利用、あるいはBBBの名前を出してみる、というのはいかがでしょうか?
対応が変わるかもしれません。泣き寝入りは悔しいですよね。
ちなみに、現在は、インターリンクのマイIPサービスを利用しています。快適です。
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