アメリカでは医療保険とは別に歯科保険(Dental Insurance)があります。ただでさえ高い医療保険代、それに加えて歯科保険代も、となると入るのに躊躇しますよね。
長く滞在する、あるいはお子さんがいるなら入るべき!これが私の考えです。
今回の記事では、
- アメリカの歯科保険制度
- 歯科保険に入るメリット・デメリット
- 歯科保険会社の選び方
を紹介したいと思います。
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アメリカの歯科保険(Dental Insurance)制度
アメリカの医療保険の多くは歯科治療をカバーしていません。なので、歯科治療を保険アリで受ける場合には、別途歯科保険に入らなければなりません。
入る場合には、雇用主が契約している保険に入るか、個人で保険会社と契約する形になります。私は、会社が契約している保険会社のPPOのファミリープランに加入しています。
歯科保険のプラン内容
プランの内容に関しては、カバーされる医療行為が違うだけで、こちらの記事で紹介している医療保険とほぼ同じです。
医療保険と同様に、PPO(Preferred Provider Organization)プラン、HMO(Health Maintenance Organization)プランがありますが、PPOの方がメジャーなようです。
PPOは、保険会社が契約しているネットワーク内から、病院やドクターを選べるプランです。ネットワーク外の医療機関も利用できますが、自己負担額が高くなります。
加入しているプランの保険料は?
気になる保険料ですが、
- 加入している保険会社
- 加入するプラン、人数
- 雇用主がどれくらいカバーしてくれるか
によって変わってきます。通常、加入者が1人、2人、あるいは3人以上で金額が変わります。もちろん多ければ多いほど保険料も上がります。
私は3人以上のPPOプランに加入しており、1週間で約$9(約1,000円)支払っています。医療保険と比べると、そこまで高くはないですね。
医療費の自己負担額について
自己負担額も医療保険と同様の制度になっています。
Annual Deductibleは年間(1/1~12/31)の免責額を示しています。免責額までは自己負担で支払い、免責額を超えると保険が適用されます。私のプランでは一人あたり$50、家族全員で$150に設定されています。
Annual (Benefit) Maximumは年間(1/1~12/31)の保険会社が支払う上限を示しています。支払いの合計がAnnual (Benefit) Maximumに達したあとは、自己負担となります。私のプランでは一人あたり$1,200に設定されています。
請求額は値引きされる
治療を受けると、一旦保険会社の方に連絡が行きます。そして、保険会社によって値引き交渉がなされます。
値引きされた金額に対して、保険でどれだけカバーされるかが計算され、保険でカバーされない部分が自己負担額となります。
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歯科保険に入るメリット・デメリット
メリット1 治療費が安くなる
アメリカでは医療費も高いですが、歯科治療費も高いです。以前詰め物が取れてしまって、治療に行ったのですが、$1,160(12万円以上)請求されました。
しかし、保険会社が値引き交渉をして、$706まで減額され、そのうちの$385.5支払いました。
依然として支払い額は高いですが、無保険だと12万円以上の支払いになっていたので、本当に入っていて良かったです。
メリット2 定期検診とクリーニングは年2回まで無料
保険のプランにもよると思いますが、多くのプランで予防に関して手厚い内容となっています。私のプランでは、1人年間2回まで定期検診とクリーニングが無料となっています。
コーヒーやお茶、ワインなどをよく飲む人で、着色汚れが気になる人にはクリーニングが無料なのは良いですね。
また、子供の検診時にはフッ素塗布も無料でしてもらっています。
ちなみに、検診は$88、レントゲンは$68の請求となっていました。
デメリット
デメリットとしては単純に歯科保険の費用がかさむ、ということです。決して安くはないので、よく考えてから入るか入らないか決めるといいと思います。
結局歯科保険には入るべきか?
これは私の意見ですが、ショートステイでないならば、入っておいた方がいいです。
いつ虫歯になるか、いつ詰め物が取れるかわかりませんからね。お子さんがいるならなおさらです。
将来お子さんが歯のことで困らないようにするため、できることはやっておきたいです。
うちの子は、1歳から行き始め、今のところ虫歯はゼロで済んでいます。
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アメリカの歯科保険会社
行きたい歯医者で使える保険か?
アメリカは公的保険ではなく、民間の保険会社と契約する形なので、どの保険会社に入るのがいいのか迷いますよね。
1番大切なのは、家の近くにあって行きたい歯医者でその保険が使えるかどうか、です。これは必ずチェックしてください。
次に保険内容と費用ですね。
保険会社の探し方
雇用主が提供している場合は、多くのケースで保険料が安くなるのでそちらから契約するといいと思います。
もし提供していない、あるいは行きたい歯医者で使えない、というような場合は個人で保険会社と契約することになります。
こちらのサイトで、歯科保険会社を探すことができます。
Search In Your AreaにZip Codeを入力すると、契約できる保険会社のリストがあがってきます。その中から、自分の目的にあった保険会社を選んで契約を申し込むと良いでしょう。
個人で申し込んでも、そこまでは高くならないです。
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今回の記事のまとめ
今回の記事では、アメリカの歯科保険事情を紹介しました。
実際入るかどうか悩む人も多いと思います。私は、メリットの方が大きいと思うので入るのをお勧めします。
少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
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