今回、アメリカで産まれた子供のパスポート(日本とアメリカ両方)を申請する機会がありましたので、その申請方法を記事にしたいと思います。
日本のパスポートにしろ、アメリカのパスポートにしろ、申請のために提出する書類や写真がいくつか必要になります。
取得に時間がかかるものから揃えていきましょう!
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日本のパスポートの申請方法
日本のパスポートの申請は、在アメリカ合衆国日本国大使館か総領事館で行います。
または、領事出張サービスでも申請することができます。
お住まい地域を管轄している総領事館はこちらから確認。
提出に必要な書類(日本のパスポート)
今回の申請は、20歳未満(5年用)の新規発給となります。
詳細は、公式ページを参考にしていただきたいのですが、最低限必要なものは、
- 旅券発給申請書 1通
- 戸籍謄本(全部事項証明)または、戸籍抄本(個人事項証明)の原本 1通
- 写真 1枚
- 米国での有効な滞在資格・外国籍を示すもの
- 親権者の写真付き身分証明書
です。それぞれの詳細は以下に記します。
1、旅券発給申請書
入手方法は、
- 窓口で直接入手
- 旅券申請書請求シートを郵送
- 外務省のHPからダウンロード
のいずれかとなります。
プリンターで印刷できるのであれば、外務省のHPからダウンロードがオススメです。
ブラウザ上で必要事項を入力していき、最後にPDFファイルをプリントアウトします。
そのあと、所定欄に直筆の署名を記入します。申請書「裏面」の法廷代理人署名欄にも親権者が署名します。
2、戸籍謄本(全部事項証明)または、戸籍抄本(個人事項証明)の原本
この書類を用意するのが一番時間がかかると思うので、早めに準備するのをオススメします。
住民票を抜いていたとしても、本籍地のある役所で取り寄せができます。
役所に郵送してもらう手続きを行うか、日本にいる家族などに協力してもらって郵送してもらうかして、手に入れるといいでしょう。
注1 申請日前6ヶ月以内に発行されたものを用意する必要があります。
注2 原本を提出しなければならないので、コピーをとっておくといいです。
3、パスポート用写真
6ヶ月以内に撮影されたもので、パスポート申請用写真の規格を満たしているものが必要です。サイズは45mm × 35mmです。
また、写真の裏には申請者の氏名(この場合は子供の氏名)を記入する必要があります。
パスポート用の規格の詳細は、こちら(外務省HPより)
か、こちら
を参考にします。
自分で撮影して、規格に合う写真を取るのは相当難しいと思うので、取った写真をパスポート用のサイズに調整してくれるサービスを使うと便利です!
ePassportPhoto.comの使用方法
写真のサイズを調整してくれるサービスがこちら、ePassportPhoto.com
サイトのトップページに、国を選択する箇所があります。
国を選択すると、サイズの項目は自動的に変わります。
Japanを選択し、ボタンをクリックして次に進みます。
次に、写真の取得方法を選択します。
ドラッグストアでピックアップするか、郵送してもらうかを選びます。
私は郵送を選択しましたが、約1週間かかりました。
急ぐ場合は、ドラッグストアでピックアップする方法がいいでしょう。
次のページで、写真のアップロードを行います。
写真のアップロードは、
- Take a photoボタンから、写真をアップロードする
- QRコードを読み込んで、スマートフォンからアップロード
- 表示されているアドレスにEmailで写真を送る
の3つの方法があるので、お好きな方法でアップロードします。
まだ子供の首がすわってなかったので、白いマットレスの上に寝かせて、上からスマートフォンで撮影しました。
それをEmailで送ったのですが、写真はすぐに反映されました。
次のページが決済画面になります。
決済は、クレジットカードかペイパルのどちらかを選択します。
写真の枚数に応じて値段が変わり、今回頼んだ2 photosでは、写真代 $7.99、送料 $1.99の合計 $9.98でした。
(頼んだのは2 photosでしたが、写真は4枚分来ました。)
パスポート写真アプリ
もっと早く、安く済ませたい方はアプリがオススメです。
iPhone版は、Passport Photo - ID Photo Appといいます。
無料でインストールできますが、無料版の場合は広告表示があります。
使用方法は、
- 国あるいは写真のサイズを選択
- カメラで撮影するか、すでにある写真から選択
- 写真の角度を調整
- 顔の位置を調整
- 背景を調整
の5つです。
写真の調整が終わったら、CVSなど写真のプリントアウトサービスのあるところで、プリントアウトを行います。
これで、ePassportPhoto.comよりも早く安く済ませることができます。
4、米国での有効な滞在資格・外国籍を示すもの
米国で出生した場合で、初めて申請する場合は米国出生証明書の呈示が必要です。
5、親権者の写真付き身分証明書
母親と父親の両方を用意します。運転免許証かパスポートで大丈夫です。
大使館(総領事館)窓口で申請
必要書類を持って、大使館(総領事館)窓口で申請します。
申請の際は、子供がいなくても大丈夫です。
ただし、受け取りの際は子供を連れて行く必要があります。
パスポートですが、申請してから5業務日以降に交付となります。
手数料55ドルを現金でおつりがないように持参して、受け取りに行きます。
(クレジットカード、小切手は不可となっていますので、要注意!)
書類さえ揃っていれば、申請から取得までは短いですね。
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アメリカのパスポートの申請方法
アメリカのパスポートの申請は、USPS(郵便局)などのAcceptance Facilityか、Passport Agencyで行います。
日本のパスポートの申請とは違って、申請時に子供を連れて行く必要があります。
そのあとは郵送で送られてくるのを待ちます。
USPSはすべての場所でできるわけではなく、担当者がいるUSPSでないと申請はできません。場所の確認はこちらからできます。
すぐにパスポートが欲しい場合は、Passport Agencyで申請します。場所はこちら。
提出に必要な書類(アメリカのパスポート)
今回の申請は、16歳未満(5年用)の新規発給となります。
詳細はこちらを参考にしていただくとして、
最低限必要なものは、
- Form DS-11
- U.S. Citizenship EvidenceとそのPhotocopy
- Parental Relationship
- 両親のIDとそのIDのPhotocopy
- Parental Consent
- 写真 1枚
- 申請料金
です。それぞれの詳細は以下に記します。
1、Form DS-11
このフォームがいわゆる申請書になります。オンラインで入力して、プリントアウトするのが簡単です。
サインは現地でするので、空白のまま持っていきます。
入力はこちらのページの、
1. Application For A U.S. Passport (DS-11)
FORM FILLER
から行います。プリントアウトは片面印刷にします。
2、U.S. Citizenship EvidenceとそのPhotocopy
アメリカのBirth Certificate(出生証明書)の原本とコピーを提出します。
Birth Certificate(出生証明書)をあらかじめ取得しておきましょう。
取得方法は、出産後に病院で教えてくれていると思います。
コピーは、レターサイズで白黒印刷、片面印刷で提出します。
3、Parental Relationship
申請者と両親との関係が記載されている書類が必要になります。
アメリカのBirth Certificate(出生証明書)で大丈夫です。
4、両親のIDとそのIDのPhotocopy
アメリカの運転免許証か、有効期限内の日本のパスポートを呈示します。
また、そのIDの表面、裏面のコピー(片面印刷)も提出します。
私たちは、アメリカの運転免許証とその表面、裏面のコピーを提出しました。
5、Parental Consent
申請の際に両親の同意が必要になります。
両親が揃って窓口で申請を行うのが一番確実です。
もし両親が揃わないようであれば、DS-3053など他のFormも用意する必要があります。
6、パスポート用写真
6ヶ月以内に撮影されたもので、パスポート申請用写真の規格を満たしているものが必要です。
サイズは2 × 2 inches (51 × 51 mm)で、日本用とは異なるので要注意です。
パスポート用の規格の詳細は、こちらを参考に。
日本用と同様に、ePassportPhoto.comかアプリで用意するといいでしょう。
7、申請料金
アメリカのパスポートは、申請の際に料金を支払います。
Passport Bookのみの場合は、
Application Fee $80 + Execution (Acceptance) Fee $35
Passport Cardも欲しい場合は、
Application Fee $95 + Execution (Acceptance) Fee $35
かかります。うちはPassport Cardはいらないと思ったので、Passport Bookのみにしました。
また、早めにパスポートを取得したい場合は、プラス$60支払います。
私たちが行ったUSPSでは、現金かデビットカードでの支払いはOKでした。
USPSの窓口で申請
必要書類を持って、USPS窓口で申請します。
繰り返しになりますが、申請の際には、子供を連れていく必要があります。
また、あらかじめ日時を予約しておく必要があります。
予約はこちらから。
申請したあとは、郵送で送られてくるのを待ちます。
ホリデーシーズンに入ってしまいましたが、おそらく1~2ヶ月後には届くかな、と。
実際に届いたら追記しますね。
日本のパスポート申請とは違って、申請から取得までは長いですね。
旅行が決まっている場合は、早め早めの準備がオススメです。
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日米パスポートの使い分け
無事に両方のパスポートを取得したら、どういうふうに使い分けるのがいいのか、少し迷いますよね。
(親は一つしか持っていないので、迷う必要が無いですが。)
アメリカの出入国にはアメリカのパスポート、
日本の出入国には日本のパスポートを提示するのが、スムーズです。
例えば、アメリカから日本に一時帰国する場合は、アメリカの空港でアメリカのパスポートにスタンプを押してもらい、日本に着いたら、日本のパスポートにスタンプを押してもらいます。
(出発地のスタンプが日本のパスポートに付かないので不思議な感じがしますが。)
逆に日本から帰る際は日本のパスポートに、アメリカに着いたらアメリカのパスポートにスタンプを押してもらいます。
今回パスポートを申請するにあたり、こちらのページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
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アメリカのパスポート届きました!(2020年1月15日追記)
申請していたアメリカのパスポートですが、本日無事に郵送で受け取ることができました!良かった良かった。
ホリデーシーズンに入ってしまったので、もう少し時間がかかるかと思いましたが、4週間かからずに発行されました。
素早いお仕事、ありがとうございます。
そういえば、申請後にステータスのチェックができたはずですが、一度もやらなかったな。
ステータスのチェックを行いたい方はこちらのページから。
その他の注意事項はこちらのページを参考に。
子供が小さいうちは飛行機乗るのは本当に大変ですが、何とか乗り切りましょう!
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