2月下旬から始まった、コロナショックによる株価の暴落。そして、約3ヶ月で元の水準近くまで戻った株価。ナスダックに関しては、今週史上最高値を更新しましたね。
株価の変動が大きかった3ヶ月でしたが、皆さまは上手く対処することができたでしょうか?
私はというと、上手くいった部分もあるし、いかなかった部分もあります。損はしていませんが、大きく儲けてもいません。
今回の記事では、株初心者が、今回の暴落に、どのように対処するのが良かったのか。そして、次回の暴落に対して、どう構えるのが良いのかを書きたいと思います。
本記事は、大儲けする方法ではなく、大損しない方法がメインの記事となります。また、短期目線ではなく、中長期目線となっております。
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コロナショックを振り返って見る
こちらは、年初からのS&P500のチャートです。
S&P500は、暴落直前の値までまだ戻っていません。しかし、今週の水曜日に、年初の値付近までは戻ってきました。
2/19以降下がり始め、途中で反発もありつつも下落は止まらず、3/23が底となりました。
その落差は、1201.66ポイント(約35%)。
その後の上昇は、1041.27ポイント(約47%)。
改めて数値で見てみると、大きいですね。
株初心者は、どう対処するのが正解だったのか?
私が考える正解は、
- 狼狽売りをしない
- 思い込みによるトレードをしない
- ショートポジションを取らない
- レバレッジをかけない
- 現金余力があるなら、計画的な買い増し
です。これを守れれば、少なくとも大損はしないでしょう。
狼狽売りをしない
下落局面で一番やってはいけないことですね。
冷静な判断によるトレードはOKです。利益確定売りや、何%下がったから損切り、などは大丈夫です。
冷静さに欠けたトレードをするくらいなら、何もしない方がマシです。
思い込みによるトレードをしない
- 数年間は今の株価に戻らないから逃げろ
- ここが底だ!
- 上がりすぎだ、おかしい
- 2番底は必ず来るから、売りだ!
全部やめましょう。何か根拠ありますか?
もちろん予想するのはOKですよ。でも、初心者の予想なんてあてになりません。
(アナリストの予想も、全然あてになりません。)
他の方のブログやTwitterを見ていると、確固たる自分のスタイルがある人や、流れに乗れている人が上手くいっていますね。つまり、感情や思い込みではなく、数値やトレンドを見てトレードしている人です。
(米国株は今後も上がるはず、という思い込みはあるかもしれませんが。)
思い込みで、流れに逆らった取引はしないようにしたいですね。
ショートポジションを取らない
ショートポジションとは、株価が下がれば利益が出るものを保有することです。SPDNや、SPXSなどですね。
ショートは、株初心者には難しいです。
通常、上昇はゆっくりで、暴落はスピードが早いです。例えるなら、上昇は各駅停車で、暴落は新幹線です。フットワーク軽く、短期で取引できないと、やられます。
株初心者で、米国株をしている人は、アメリカの成長性に期待して、買っている人が多いでしょう。ショートはそれに逆行するものです。ショート、長期で保有したいですか?
今回損してしまった投資家は、
- 狼狽売りしてしまった
- ショートポジションで捕まってしまった
のパターンが多いと思います。負けパターンにはまらないようにしたいですね。
レバレッジをかけない
レバレッジをかけている銘柄は、通常の値動きの2倍、3倍の値動きをします。SPXL、SPXS、TQQQなどですね。
これらの銘柄を保有していると、暴落時の値動きが、とてつもなく大きくなります。ただでさえ値動きが大きい暴落時、冷静に対処するのが難しいです。
冷静に対処する自信がない人、リスクをとる覚悟がない人は、レバレッジ銘柄はやめましょう。まあ、冷静に対処できるのであれば、もはや初心者ではないですね。
現金余力があるなら、計画的な買い増し
- 〜%(〜ドル)下がったら買い
- 底から〜%(〜ドル)上がったら買い
- 給料入ったら買い
株取り引きの経験が浅い人でも、今回資産を伸ばせた人は、これができていた人です。
今回の暴落を、ピンチではなく、株を安く買えるチャンスと捉えていた人ですね。
おめでとうございます!
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バイ&ホールドは正しいか?
NYダウや、S&P500は、暴落前の水準まで完全には戻っていませんが、だいぶ戻してきていることを考えれば、正解と言えるでしょう。
「そんなの結果論でしょ?」
と言われてしまうかもしれませんが、そうです、結果論です。
ただし、この結果論、これまでの○○ショックや、ブラック○○、全てで当てはまっています。初心者の思い込みトレードより、よっぽど再現性があります。
ただし、持続的な成長が見込める銘柄に限ります。VOOやVTI、VGT、QQQなどですね。個別銘柄で言えば、現在でいえばGAFAMなどでしょうか。
今回は戻るのも早かったですが、リーマンショックなどは戻るのに4年近くかかっています。全く売らないのであれば、長期で含み損を抱える覚悟は必要ですね。
今後の暴落に向けての私の戦略
今週6/11に、史上4番目となる下げ幅を記録したNYダウ。VIXも上昇しており、少し不安定な状況になっています。
しかし、ここからさらに下げていくのか、何事もなかったように上げていくのかはわかりません。できた流れに身を任せます。
そして、
- 狼狽売りをしない
- 思い込みによるトレードをしない
- ショートポジションを取らない
- レバレッジをかけない
- 現金余力があるなら、計画的な買い増し
これをマイルールとして、トレードをしていきます。長期で見て、資産が増えていけば良しとします。
今回の記事のまとめ
株初心者が、暴落に対してどう対処すべきか、という話をしました。これは、私自身への戒めでもあります。
コロナショックで上手く立ち回れた人も、そうでない人も、今後の暴落に備えて、今からシミュレーションしておくといいでしょう。株取引をしている以上、こういった暴落は今後もやってきますので。
みんなで資産を増やして、ハッピーになりましょう!
最後に、
投資は自己責任、自己判断でお願いいたします。