アメリカ在住Naoの資産運用ブログ

渡米して4年目。資産運用(米国株・定期預金)とアメリカ生活の話。

TSP (Thrift Savings Plan)とは?ファンド解説&運用成績公開

TSPと書かれた画像

現在、TSP (Thrift Savings Plan)というアカウントで資産運用を行なっているのですが、なかなか聞きなれない名前かと思います。私もアメリカに来るまで知りませんでした。

 

今回の記事では、

  • TSPの概要
  • ファンドの解説&比較
  • 実際の運用成績

を紹介したいと思います。

 

 

TSP (Thrift Savings Plan)とは?

TSPは簡単に言ってしまえば、連邦政府職員のための401kプラン(リタイアメントプラン)のことです。

 

私は以前政府機関で働いていたことがありましたので、TSPのアカウントを持っています。転職して現在は会社に勤めていますので、新たな拠出(アカウントに入金)はできなくなっています。

しかし、アカウントの維持やファンドの売り買いは引き続きできます。

 

401kプランは聞いたことがあったのですが、TSPというワードは、アメリカに来るまでまったく知りませんでした。

初めて給与明細をもらった際に、TSPという項目で結構な額が天引きされていたので、何だこれ?となったわけです。

 

日本人でもTSPアカウントを持っている人は割といると思うのですが、日本人のブログなど検索しても全然ヒットしない!

 

ということで、何が何だかわからないままアメリカでの資産運用がスタートしました。

これからTSPで運用を始める人には、こんな感じにならないで欲しいです(笑)。

 

TSPのマッチング

さてTSPですが、多くの401kプランと同様マッチングがあります。マッチングにより、給与とは別に雇用主がリタイアメントプランに拠出してくれます。

TSPのサイトにマッチングの%の説明があります。

TSPのマッチング%

TSPのマッチング(TSPのHPより)

給与から1%拠出すれば、政府も同額の1%をMatching Contributionとして拠出してくれます。2%なら2%、3%なら3%です。4%になると3.5%、5%以降は4%で変わらず、となります。

 

Automatic Contribution 

Matching Contributionとは別で、給与の1%分をAutomatic Contributionとして、政府が拠出してくれます。ただしこれには条件があって、3年働く必要があります。

 

私は3年未満で政府機関を辞めてしまったので、辞める際に積み上げられていたAutomatic Contribution分がアカウントから差っ引かれてしまいました。

あんまりだー!しくしく

 

自分で資産運用する

自分の拠出した資金と、雇用主からの拠出で積み上げられた資金で何をするかというと、ファンドを購入して資産運用して、退職金に充てるということになります。

 

アメリカは日本のような退職金制度とは異なり、会社や政府からのマッチングも利用しつつお金を拠出して自己責任で資産運用を行い、退職金、老後の資金を蓄えましょう、というのが一般的です。何ともアメリカらしいですね。

 

ちなみに自分で拠出するお金に関してですが、401kやTraditional IRA同様、所得税控除が受けられます。

政府のマッチングもありますし、生活がカツカツでなければ多めに拠出するといいかもしれません。

ただし、ペナルティなしで引き出せるのは59歳半以降になるので、そこは考慮に入れないといけませんね。

 

帰国後も利用可

ちなみにこのTSPアカウント、問い合わせてみたところ、日本に帰国してからもアカウントの維持と取り引きは継続してできるそうです。

 

TSPで選べるファンド 

TSPが提供するファンドの数は少ないです。5つのファンドと、その5つのファンドを組み合わせたターゲットデートファンドしかありません。

 

ターゲットデートファンド

ターゲットデートファンドというのは、自分が退職するであろう年を目標にして、投資先のファンドの比率を年々変えて運用するタイプのファンドですね。

 

最初の頃はリスクはあるけれども、高いリターンを狙えるファンドの比率が高く、運用の後半になるにつれリターンは低いけれども、リスクが低いファンドの比率を上げて行きます。

おそらく、デフォルトの設定ではターゲットデートファンドを保有しているかと思います。

 

ファンドの比較

TSPのサイトにファンドの比較表が載っているので、紹介します。

https://www.tsp.gov/InvestmentFunds/FundsOverview/comparisonMatrix.html

TSPファンドの比較

TSPファンドの比較

リスクは左のファンドが低く、右に行くにつれてリスクが上がっていきます。L Fundsはターゲットデートファンドです。

 

肝心のパフォーマンスですが、それもサイトに載っています。

https://www.tsp.gov/InvestmentFunds/FundPerformance/returnSummary.html

TSPのリターン

TSPのリターン

いかがでしょうか?悪くはないですね。低リスク型のG Fundでも年間でほぼ2%以上の成績なので、日本の銀行口座に預けるよりかは良さそうですね。 

ちなみにどのファンドでも手数料は0.04%か0.041%です。手数料も安く抑えられています。

 

実際の運用成績を公開 

2019年の私のアカウントの運用成績を見てみると、

年初 : $8206.22

ゲイン/ロス : +$1221.56

現在(10月19日): $9427.78

つまり、約14.8%年初から増えています。

 

ファンドの変更を決意した理由

私が現在運用しているファンドはC Fundです。2019年途中でL2040からC Fundに変更しました。理由は単純、パフォーマンスがC Fundの方がいいからです。

 

L2040の成績

私の場合は2040年代にリタイアするだろう、ということでデフォルトの設定がL2040でした。最初は右も左もわからないような状態でしたので、とりあえずL2040を持ち続けていました。

L2040の成績は、

2017年 : +16.77%

2018年 : -4.89%

となっています。2018年は低リスク型のファンド以外は軒並み下がっているので、マイナスは仕方ないですね。

 

C Fundの成績

実際に2017年、2018年を経験して、改めてファンドの成績を見てみると、C Fundの良さが際立ちます。

C Fundの成績は

2017年 : +21.82%

2018年 : -4.41%

 

上げるときは大きく上げて、下げるときもL2040より良い成績です。ここ5年の成績もトップで、10年を見てもトップクラスです。

またファンド立ち上げが1988年なのですが、そこから年平均10.01%の運用成績(SInce Inception)。これは凄いですね。

 

C Fundの説明を見てみると、S&P 500のインデックスファンドのようですね。近年のアメリカの好調な株価を反映しての実績ということでしょう。

 

L FundからC Fundに変更

今後大きく株価が下がる場合もあるかもしれませんが、L2040をそのまま持ち続けても下がるときは下がるし(2018みたいにC Fundの方がマイナスが少ないケースも十分有り得る)。

まだリタイアまで時間があるので、長期で見ても成績の良さそうなC Fundに全部変更することにしました。

 

ちなみに全部変更せずに、50%50%で分散投資する、というやり方もできます。私の場合は、現在$9427.78という少ない額なので、リスクはあれど、今後のリターンを期待してC Fundに全額投資しています。

 

もっと早くC Fundに注目して、投資先を変更すればよかったなーと若干の後悔。

2019年の成績を見てみると、

L2040 +13.50%

C Fund +20.52%

となっていて、7%も違います。デフォルト設定のまま放置するのではなく、しっかりと自分で考える必要がありますね。

 

今後も運用成績はブログ内で発表していきたいと思います。