毎月恒例となりました、Vanguard(バンガード)のETF月間パフォーマンスランキングを紹介したいと思います。
8月も、米国株は強かったですね。ただ、資金が集まっている銘柄に偏りがあるので、銘柄選定は間違はないようにしたいところです。
それでは、8月はどのETFが1番パフォーマンスが良かったのか?逆に悪かったETFはどれか?セクター別ランキング、年初来トップ10も紹介します。
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Vanguard社のETF 74種類をランキングで発表
現在Vanguard社が提供しているETFは74種類あります。その中から2020年8月のパフォーマンスのトップ10、ワースト10、セクター別ランキング、年初来ランキングをご紹介します。
データはVanguard社のこちらのページを参考にしました。
なお、パフォーマンス結果には、手数料や税引きは考慮していませんのでご注意を。
ETFトップ10(2020年8月)
まずはパフォーマンスの良かったトップ10から。
順位 | Name | Ticker | 成績 |
---|---|---|---|
1 | Consumer Discretionary ETF (一般消費財) | VCR | 13.13% |
2 | Mega-Cap Growth ETF | MGK | 11.56% |
3 | Information Technology ETF (情報技術) | VGT | 11.37% |
4 | Russell 1000 Growth ETF | VONG | 10.39% |
5 | Growth ETF | VUG | 10.22% |
6 | S&P 500 Growth ETF | VOOG | 9.66% |
7 | Mega Cap ETF | MGC | 8.57% |
8 | Industrials ETF (資本財) | VIS | 8.33% |
9 | Communication Services ETF (通信) | VOX | 8.26% |
10 | ESG U.S. Stock ETF | ESGV | 7.74% |
セクター別ETF、大型株、特にグロース株が上位にランクインしました。今は、グロース株に資金が集まっている相場、ということのあらわれですね。
10位にESGVが入っているのも面白いです。ESG銘柄は最近上昇率も大きいので、注目ですね。
全体的に、7月よりも上昇率が大きいです。資産を増やした投資家も多かったのではないでしょうか。
Consumer Discretionary ETF (一般消費財)が、7月に引き続き1位。AmazonやTeslaの比率が高いですので、納得の1位です。
ETFワースト10(2020年8月)
次にパフォーマンスのワースト10を。
順位 | Name | Ticker | 成績 |
---|---|---|---|
65 | Energy ETF (エネルギー) | VDE | -0.59% |
66 | Total International Bond ETF | BNDX | -0.76% |
67 | Total World Bond ETF | BNDW | -0.83% |
68 | Total Bond Market ETF | BND | -0.92% |
69 | Total Corporate Bond ETF | VTC | -1.50% |
70 | Utilities ETF (公益事業) | VPU | -2.46% |
71 | Long-Term Corporate Bond ETF | VCLT | -3.81% |
72 | Long-Term Bond ETF | BLV | -4.06% |
73 | Long-Term Treasury ETF | VGLT | -4.83% |
74 | Extended Duration Treasury ETF | EDV | -6.61% |
債券に投資するETFが多く入っていますね。8月は利回りが上昇していたので、債権の価格は下がっています。
株式ETFでは、Utilities ETF (公益事業)と、Energy ETF (エネルギー)がランクイン。エネルギー需要の回復が厳しい、という風に見られている結果でしょうね。
セクター別ETFランキング(2020年8月)
次に、セクター別ETFのランキングです。
順位 | Name | Ticker | 成績 |
---|---|---|---|
1 | Consumer Discretionary ETF (一般消費財) | VCR | 13.13% |
2 | Information Technology ETF (情報技術) | VGT | 11.37% |
3 | Industrials ETF (資本財) | VIS | 8.33% |
4 | Communication Services ETF (通信) | VOX | 8.26% |
5 | Consumer Staples ETF (生活必需品) | VDC | 4.79% |
6 | Materials ETF (素材) | VAW | 4.59% |
7 | Financials ETF (金融) | VFH | 3.84% |
8 | Health Care ETF (ヘルスケア) | VHT | 2.50% |
9 | Real Estate ETF (不動産) | VNQ | 0.56% |
10 | Energy ETF (エネルギー) | VDE | -0.59% |
11 | Utilities ETF (公益事業) | VPU | -2.46% |
アマゾン、テスラ率いるVCR vs アップル、マイクロソフト率いるVGT、といったところでしょうか。
8月は、S&P500が上げていたので、多くのセクターで上げているかと思いきや、そうでもないですね。強いセクターが引っ張っている、ということが浮き彫りになった形です。
うまく上昇の波に乗りたいところです。
Consumer Discretionary ETF (一般消費財)の投資先上位10社はこちら。
1 Amazon.com Inc. 2 Home Depot Inc. 3Tesla Inc. 4 McDonald's Corp. 5 NIKE Inc. 6 Lowe's Cos. Inc. 7 Starbucks Corp. 8 Booking Holdings Inc. 9 Target Corp. 10 TJX Cos. Inc.
テスラが、3位まで上がってきていますね。とにかく強い。
ETFトップ10(年初来)
最後に、年初来パフォーマンスの良かったトップ10。
順位 | Name | Ticker | 成績 |
---|---|---|---|
1 | Information Technology ETF (情報技術) | VGT | 38.12% |
2 | Mega Cap Growth ETF | MGK | 37.26% |
3 | Growth ETF | VUG | 33.94% |
4 | Russell 1000 Growth ETF | VONG | 32.22% |
5 | Consumer Discretionary ETF (一般消費財) | VCR | 32.16% |
6 | Extended Duration Treasury ETF | EDV | 29.34% |
7 | S&P 500 Growth ETF | VOOG | 28.09% |
8 | Long-Term Treasury ETF | VGLT | 21.71% |
9 | Mid-Cap Growth ETF | VOT | 17.80% |
10 | Communication Services ETF (通信) | VOX | 16.53% |
コロナショック以降、1・2位がずっと債権ETFだったのですが、ついに株式ETFが1位になりました!1位に躍り出たのは、Information Technology ETF (情報技術)。
グロースETFや、Consumer Discretionary ETF (一般消費財)も調子がいいですね。
VGTは、年初来38%まできました。どこまで伸びるか楽しみですね!
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今回の記事のまとめ
今回の記事では、Vanguard社が提供しているETFのパフォーマンス(2020年8月)のトップ10、ワースト10、セクター別ランキング、年初来トップ10をご紹介しました。
とにかく、ハイテクグロース株が強い相場となっています。コロナショック以降、ハイペースで上昇してきていますね。
資金が回っている銘柄やセクターに、うまく乗りたいですね。
今回の記事が、皆様の投資戦略の参考になれば幸いです。
最後に、投資は自己責任、自己判断でお願いいたします。
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