アメリカに赴任・駐在・留学する場合に、1枚は持っておきたいのがドル建て決済のクレジットカード。しかし、日本から移り住む場合には、アメリカでのクレジットヒストリーが無いため、現地のクレジットカードを発行するのが非常に困難です。
そこでオススメしたいのが、ANAかJALのUSA CARDです。
これらは、日本でのクレジットヒストリーを参照にするため、アメリカのクレジットヒストリーが無くても発行できます。また、アメリカのクレジットヒストリーを構築することもできるし、マイルを貯めることもできます。
今回の記事では、ANA CARD U.S.A.とJAL USA CARDの特徴、賢い利用方法、他のクレジットカードに乗り換えるタイミング、解約するタイミングについて紹介したいと思います。
- ANA CARD U.S.A.とは?
- JAL USA CARDとは?
- ANAかJALか
- 賢い利用方法
- 解約するタイミング
- 他の選択肢はあるのか?
- 学生でクレジットヒストリーを貯める方法は?
- 今回の記事のまとめ
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ANA CARD U.S.A.とは?
アメリカ赴任・駐在の方など米国クレジットヒストリーのない方にもおすすめのクレジットカード。米国住所をお持ちのANAマイレージクラブ会員であればお申込みできます。(公式サイトから引用)
ANA CARD U.S.A.の特徴
- 年会費は$70で、家族カードは無料
- 国際ブランドはVISA
- 1ドル利用で1マイル貯まる(明細書上の買い物分が、翌月22日以降に反映)
- ドル建て決済
- アメリカのクレジットヒストリーを構築できる(SSNの登録が必要。家族カードではクレジットヒストリーは構築できないので注意)
- 支払いにアメリカのチェッキング口座が必要
- 米ドル以外の利用には、3%の外貨換算手数料がかかるので注意
- 渡米前に手続きはできるが、カードの届け先の住所は米国内
ANA CARD U.S.A.その他の特典内容
- 初回利用ボーナス5,000マイル
- ANA便搭乗で、25%のフライトボーナスマイル追加
- ANAブロンズステータスメンバー獲得条件の緩和
- ANA国際便で優先チェックイン
- ANA機内販売品が10%割引
- ANAグループ空港免税店で10%割引
- ANAホテル、IHG・ANA共同ブランドホテルで5%割引
- 空港内ANAグループ販売店で5%割引
- 全米にあるANAマイレージクラブパートナー加盟店から追加特典
- 無料でFICOスコア確認
詳細は公式サイトで確認できます。
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JAL USA CARDとは?
アメリカに赴任・駐在予定の方、そしてすでにアメリカにお住まいの方に最適のクレジットカードです。米国住所がお決まりの方は渡米90日前より日本からお申込みいただくことができます。独自の審査方法で米国クレジットヒストリーが浅い方、もしくはない方にも対応します。(公式サイトから引用)
JAL USA CARDの特徴
- ベーシックリワードは2ドル利用で1マイル。年会費は$20
- プレミアムリワードは1ドル利用で1マイル。年会費は$70
- 国際ブランドはMaster Card
- マイルは明細書が締められた翌月20日までに積算
- ドル建て決済
- アメリカのクレジットヒストリーを構築できる(SSNの登録が必要。家族カードではクレジットヒストリーは構築できないので注意)
- 米国外での利用には、3%の外貨換算手数料がかかるので注意
- 渡米前に手続きはできるが、カードの届け先の住所は米国内
JAL USA CARDその他の特典内容
- 初回国際線搭乗で5,000マイル
- 搭乗ごとに区間マイルの10%を加算
- マスターカードビジネスカード付帯サービス
- JALグループ機内販売が10%割引
- 成田空港免税店での買い物が5%割引
- 日本国内空港売店「BLUE SKY」での買い物が5%割引
- JALショッピングアメリカでの買い物で、ショッピングマイル積算、もしくは5%割引
- JAL国際線機内Wi-Fiサービス利用金額が10%割引
ANAかJALか
ANAかJALかどちらがいいかですが、単純に航空便を利用する頻度が高い方を選ぶのが良いでしょう。そうすれば、マイルを利用できる機会も多いので。
日本への一時帰国は、何かとお金もかかるので、飛行機代はマイルで支払いたいですね。
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賢い利用方法
クレジットヒストリー構築のため、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を早く取得して、登録しましょう。他のクレジットカードを申請するときに重要になります。
アメリカでは、あらゆる場面でクレジットカードを使うことができるので、使えるときはどんどん使いましょう。マイルがすごい勢いで貯まっていきます。
ただし、家賃やユーティリティー(ガス、電気、水道)、子供の保育園代などは、手数料が上乗せされる場合もあるので要注意。手数料を払ってでもマイルを貯めにいくかどうかは、各自の判断にお任せします。
家族カードにするかどうか?
私の場合、妻はSSNを持っていないので、クレジットヒストリーの構築はできませんでした。もし、ご家族もSSNを持っているなら、家族カードではなく、それぞれカードを持つといいです。
クレジットスコアが貯まったら、他のクレジットカードに各々が申請して、ダブルで入会キャンペーンに参加することができます。友達紹介キャンペーンもあったら、なおお得です。
クレジットスコアが貯まったら、他に乗り換えを検討
大体1年近く利用すれば、クレジットスコアが貯まってきます。クレジットスコアが700以上貯まったら、他のクレジットカードを申請することをオススメします。なぜなら、アメリカのクレジットカードは、入会キャンペーンが破格だからです。
入会して一定金額を利用すれば、数万マイル、ホテル系のカードであれば数万ポイントもらえるキャンペーンを頻繁にやっています。乗らない手はないです。さらに、もしご夫婦で申し込みができるようなら、1世帯あたりもらえるマイルやポイントは倍になります。
参考記事はこちら
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解約するタイミング
他のクレジットカードを申請して、承認されたからといって、すぐに解約するとクレジットスコアが下がってしまうので要注意。
アメリカに来て最初のクレジットカードは、利用期間も一番長いはずです。そのカードを解約してしまうと、最近承認された期間の短いカードしか残らなくなってしまいます。そうなると、さらなるクレジットカード申請が通りづらくなります。
ベストな解約タイミングは、3年目の年会費がかかる直前。つまり、利用期間が2年になる直前がオススメです。そうすれば、他のクレジットカードも育ってきているので、安心です。
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他の選択肢はあるのか?
ANA CARD U.S.A.とJAL USA CARD以外の選択肢として、Premio Plus CardとPremio Cardがあります。
Premio Plus Cardは、年会費$50(初年度無料)かかるが、1%のキャッシュバック。
Premio Cardは、年会費無料で、キャッシュバックなし。
もし、マイルを貯めるより、キャッシュバックの方がいい、という方はこちらがいいですね。外貨手数料が無料なのもポイント高いです。
また、日本でAMEX(American Express)を利用していた場合、アメリカのAMEXに申請できる、という話も聞いたことがあります。アメリカでもAMEXを利用したい場合は、検討してもいいかもしれません(現在も申請できるかは定かではないので、ご確認ください)。
ただし、アメリカではAMEXを使えない場所もあるので、注意してください。
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学生でクレジットヒストリーを貯める方法は?
学生ビザで留学生としてアメリカに来ている場合、クレジットヒストリーを構築するのが少し難しいです。なぜなら、SSNを取得するのが難しいからです。しかし、方法はあるようです。
ムネさんのページに詳しく書いてありますが、要約すると、
- 学校のキャンパス内で働く許可を得る
- 働くためにはSSNが必要なので、学校の許可をもらい、SSNを申請する
- ANAかJALカードを申請、SSNを登録
以上のステップにより、カードを取得して利用すれば、クレジットヒストリーは貯まるようです。
詳細はこちらを参考に
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今回の記事のまとめ
今回は、アメリカで最初に持つクレジットカードのオススメとして、ANAとJALのカードを紹介しました。
そして、これをステップアップにして、入会キャンペーンが協力なクレジットカードを取得することを強くオススメします。
私は、情報を得るのが遅かったために、これまでに30万マイルくらいしか貯められていません。アメリカに数年滞在している間に、100万マイル以上貯める方もいます。もっと計画的に動けばよかったと後悔しています。
皆さんには計画的にカードを申請、利用して、アメリカでのクレジットカードライフを満喫して欲しいです。
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