アメリカ帰国おっさんの資産運用ブログ

資産運用(米国株)とアメリカ生活の記録。

アメリカの401kプランの実例紹介!運用成績悪すぎだよ

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下がるチャートの画像

多くのアメリカの企業が取り入れているのが、401kリタイアメントプランです。

日本で言うところの確定拠出年金と同様で、拠出したお金を運用して資産を形成して、リタイアの際に受け取る私的年金になります。

 

運用してリタイアまでに資産を増やすことを目指すのですが、儲かっているか?と聞かれたら、残念ながら答えはNOですね。ファンドの選択の重要性を痛感しました。

 

今回の記事では、

  • アメリカの401kプランの実例
  • 実際の運用成績
  • ファンドを変更した理由

を紹介したいと思います。

 

 

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アメリカの401kプランの実例

拠出の制度について

401kプランでは、従業員自らが給与から天引きされる形で拠出したり、その拠出額や給与に合わせて企業からも拠出してくれたりして、証券会社の口座に積み立てをしていきます。会社の福利厚生の一種という側面もあります。

プランにもよりますが、多くの場合で拠出する際に所得税控除が受けられます。

 

私の勤めている会社では、従業員の拠出の有無に関わらず、給与の一定の割合を拠出してくれます。私の場合は毎週$110の拠出になります。(給与が毎週支払われるため、拠出も毎週です。ただし、証券会社の口座には月1度まとまって入金されます。)

 

ちなみに毎週の$110の拠出ですが、拠出額を減額して給与として受け取ることもできます。その際には所得税はもちろん取られます。

 

我が家は生活がカツカツ(というか大幅な赤字家計)なので、会社が決めている最大の50%まで拠出額を減額して、$55を毎週拠出するようにしています。

 

私の会社では、証券会社のメリルリンチと提携しており、そこのアカウントに拠出されます。メリルリンチは日本にもありますね。今はバンク・オブ・アメリカの傘下でしょうか。

 

ファンドを選択して運用

拠出したお金をどうするかというと、ファンドを売り買いして運用します。

 

メリルリンチでは、いくつかのファンドから選択できますが、ファンドの手数料はまちまちです。パファーマンスだけでなく、手数料にも注意が必要ですね。

 

実際の運用成績は?

毎週$55を拠出しており、現在までに$2324.20積み立てが行われました。

そして現在の資産は$2303.31となっています。

 

そう、赤字です。

この2019年の上げ相場の中で赤字です。

 

手数料高すぎ!

この401kプラン、デフォルトの設定では、ターゲットデートファンドとなっていました。しかし、9月までこのファンドを保有して待ってみましたが、損益分岐点を行ったり来たりするだけ。さらに手数料(Gross Expense Ratio)が0.14%、と高めの設定。

 

この401kプラン、本当に手数料が高く、Plan Sponsor Feeという名目とRecordkeeping Feeという名目の二つの名目で手数料が取られています。全然0.14%どころではない!

 

3ヶ月に一度手数料が取られるけれども、3月、6月の2回の手数料だけで $45.49 取られています。

 

このままでは駄目だ!

ファンドの変更を決意しました。

 

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パフォーマンスはファンドの選択次第

そこで選べるファンドの中で手数料が低く、パフォーマンスも良さそうなファンドを選んでみました。そのファンドが、Fidelity Total Market Index Fundです。Gross Expense Ratio(手数料)は0.01%です。

 

このファンドに変えた9月中にまた手数料が引かれたのですが、$15.8 となっていました。

6月は $25.26 だったのでそれと比較すると安く抑えられていますが、まだまだ高いですね。

途中でファンドを変えたからまだ高い手数料なのか、それとも今後もこの水準で取られるのか、、、。

 

しかし、このファンドに変えてからは成績も上がって来ており、

ターゲットデートファンド(1~9月まで運用) : -$1.05

Fidelity Total Market Index Fund(9月〜現在) : +$41.45

 

という成績。まだ手数料の方が大きい金額になっていますが、このまま好調なパフォーマンスを見せて欲しいところです。

 

この401kプラン、デフォルトのファンドを保有し続けてしまったことが、

資産運用、お金の管理をしっかりせねば!

と強く思ったきっかけになりました。

 

拠出額を減らしたのは間違っていなかった! 

拠出額を50%まで減らして、残りの50%はお給料としてもらうようにしたのですが、この判断は大正解でした。

 

1~9月の損失を抑えられたことだけでなく、リタイアまで待つ必要のない、使い勝手の良い資金を手に入れられたからです。

 

リタイアメントプランに拠出したいのであれば、Traditional IRA口座に拠出すれば、同様に所得税控除は受けられるわけですし。

 

どうもこの401kプランは手数料が高いようなので、日本に帰国する際には解約し、Traditional IRA口座にロールオーバーしようと思います。

 

今回の記事のまとめ

今回はアメリカの401kプランの実例を紹介しました。もし401kプランに加入されているようでしたら、そのプランの制度、選択しているファンドを見直しされることをオススメします。

 

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